みなさまからのよくあるご質問をまとめました。質問事項をクリックすると回答が表示されます。
ありません。AmiVoiceKeyboardはWindowsのみ対応です。
基本的には利用できますが、いくつか注意点があります。
Bluetoothのマイクをご利用になる場合、音声のサンプリングレートが16kHzで取れるものと、8kHzで取れるものがありますが、音声認識を行うのは16kHzが理想です。弊社の音声認識エンジンには16kHz用と8kHz用がありますが、 AmiVoice Keyboardには16kHz用のエンジンのみを搭載しているため、音声は16kHzで取得する必要があります。大抵のWindowsPCのBluetoothのプロファイルは16kHzでの音声取得となりますが、古い機種や一部の機種では8kHzでの録音となってしまい、音声認識ができません。
また、AmiVoiceKeyboardをご利用になるWindows端末がBluetoothに対応していない場合は別途Bluetoothレシーバー等が必要になります。
※弊社推奨のヘッドセット・ドングル以外はサポート対象外となります。
できません。AmiVoiceKeyboardは録音時にWindows上の「既定のデバイス」を利用します。そのため、複数のマイクから同時に音声を取得することはできません。
アプリ自体はすぐに起動します。
しかし運用に際してはご自分で入力・操作したい処理と音声認識のよみを紐づける設定を行う必要があります。
できません。AmiVoiceKeyboardはあらかじめ登録したよみに対して文字列入力・キー操作を行うのみで、自由な発話で入力することはできません。
文章認識の利用には弊社が展開する別製品をご検討ください。
音声認識の開始自体に失敗する場合、端末にマイクが一つも接続されていない・全て無効になっている、という原因が考えられます。
マイクの接続を確認してください。
発話しても入力・操作されない場合、様々な要因が考えられます。まずは原因の特定のため、以下を確認してください。
・ボリュームメータが反応しない・反応が悪い
デバイスの設定がうまくいっていない可能性が高いです。デバイスの接続をお確かめの上、ヘルプページ[4.その他:マイクの選び方]を参照してください。
・キーに登録したはずのアンサーバックが聞こえず、入力もされない
キーの登録を再度お確かめの上、デバイスの設定を確認してください。
また、スピーカーが接続されているかどうかご確認ください。
・アンサーバックは聞こえるが、入力・操作が実行されない
Q4をご参照ください。
音声認識のよみの登録方法や発話方法によって音声認識精度が改善する場合がございます。
詳しくはヘルプページ[3.アプリの使い方:音声認識のコツ]をご参照ください。
また、ヘルプページ[2.インターフェースの紹介:メニュー画面]内の「音声認識設定」を確認し適切な値になっているかどうかご確認ください。
主要な原因として以下の2点が挙げられます。
1.入力フィールドに制限があり、そもそもキーボード操作が実行できない
入力(あるいは操作)を使用としているフィールドに何かしらの制限があり、AmiVoiceKeyboardだけでなく物理キーボードの操作ごと受け付けていない可能性があります。例として、数字のみの入力を受け付けているフィールドに日本語文字列を入力しようとしている、などです。
一度、実行したいキー操作を物理キーボードで実行してみてください。入力・操作できない場合、入力フィールドに制限があり特定のキー入力を受け付けていない可能性が高いです。
なお、よく使う登録として「文字列入力」がありますが、こちらはアプリ内で文字列をクリップボードに保存(コピー)し、キーコード[Ctrl+V]で貼り付けられるという動作になります。文字列入力がうまくいかない場合は任意の文字列を手動でコピーしたのち、実際のキーボードでCtrl+Vを押下し貼り付けがうまくいくかどうかお確かめください。特に、入力対象としてMicrosoft Excelを利用している場合、セルが結合されている場合には貼り付けが実行できないことがあります。
2.入力したいフィールドにフォーカスが当たっていない
AmiVoiceKeyboardの録音ボタンを押した直後など、入力したいフィールドにフォーカスが当たっていない状態では入力はできません。発話の前に、入力したいアプリのウィンドウをクリックして下さい。
AmiVoiceKeyboardが利用するデバイスにはWindows上で「既定のデバイス」として設定されたものが選択されますが、接続しただけではこの「既定のデバイス」として設定されない可能性があります。
メイン画面→メニュー→ボリューム調整にて接続したデバイスを「既定のデバイス」に設定し再度ご確認ください。
また、ヘルプページ[4.その他:マイクの選び方]に詳細が記載されています。
アプリインストール時に初期で「数値入力サンプル」というサンプルのキーリストが登録されてあります。
また、ヘルプページ[3.アプリの使い方:設定例]にその他の設定例が記載されています。
粒読みの場合、単純に単位をキーに登録することで単位をつけることができます。例えば、「メートル」という認識ワードのキーを作成し、そのキーになにも実行内容を登録しなければ単位の発話を任意とすることができます。
桁読みの場合、単位の発話はできません。
AmiVoiceKeyboardはアプリを終了した際、そのときにアプリが表示されていたディスプレイの座標を記憶します。これにより、前回終了したときと同じ位置にメイン画面を表示させることができます。
ただし、設定時と起動時でディスプレイが変わったりした場合など、一部の状況でメイン画面が画面内に収まらず、タスクバー上では起動しているが画面が表示されないという問題が起きることがあります。
その場合、アプリ自体のウィンドウの座標を保存している以下のファイルを一度削除することで症状が改善することがあります。
C:\Program Files (x86)\AMI\AmiVoiceKeyboard\bin\location.dat
※上記はインストール先のフォルダがデフォルトの場合です。インストール先のフォルダを指定してインストールした場合、"C:\Program Files (x86)"を指定したインストール先フォルダに読み替えてください。
なお、location.datファイルは起動時に自動で再生成されます。
アプリが既に起動しているのにアプリを新たに起動しようとすると表示されるエラーです。
Q8を参照ください。
声マウスで登録した座標は、当該座標を設定したときに利用していたディスプレイを使うことを前提としています。座標登録と発話で使用しているディスプレイが異なる場合、座標がずれることがあります。
AmiVoiceKeyboardに搭載されている音声認識エンジンには入力された音声に対し人の声かそうでないかを判別する機能が備わっています。ただし、突発音のようなノイズなどは人の声であると判断されてしまうことがあり、何らかの音声認識結果を返してしまうことがあります。
マイクの感度を下げる、キーの認識ワードをなるべく長いよみにするなどの対策があります。
ヘルプページ[4.その他:マイクの選び方]及びヘルプページ[4.アプリの使い方:音声認識のコツ]をご参照ください。
AmiVoiceKeyboardに限らず、音声認識を行う際の注意点として「回り込み」があります。回り込みとは、スピーカーから発せられた音声が再度マイクに入力される現象を指します。同じ単語が繰り返し入力されてしまう原因の最も多いものはこの回り込みであり、特に文章ではなく単語を発話する機会が多いAmiVoiceKeyboardでは頻出する現象です。
対応策として最も有効なのはスピーカーを可能な限り耳元に近づけ、マイクに音が入力されることを防ぐことです。マイクが口元に近いほど音声認識に適した音声になる、という点も併せ、AmiVoiceKeyboardはヘッドセットで利用するという運用が最も望ましいです。
AmiVoice Keyboardは発話した音声が、音声認識エンジンに登録されている音に近いかどうかのスコアを出します。このスコアのことを信頼度とも言います。 スコアは0~100(CL=0.00~1.00)で判定します。その範囲のどこかにしきい値を設ける事で、ノイズや関係のない発話を拾っても認識結果をRejectとして棄却する事ができます。
・文章全体、単語単位の違いについて
算出されるスコアは単語ごと、文章全体の2パターン出力されますが、どちらのスコアを参照し音声認識の成功判定を決めるかどうか設定できます。
例)デフォルトで登録されているキーリスト[数値入力サンプル]で「1234」と発話を行った際、以下のようなスコアが出たとします。
1(スコア90) 2(スコア51) 3(スコア80) 4(スコア85) … 全体スコア78
仮に上記のような結果が出た場合、「2」が少し曖昧な発話になっているか、外的要因(ノイズ等)でスコアが低くなった可能性があります。
この状況で「文章全体の信頼度で判定する」場合と「単語単位の信頼度で判定する」場合では、以下のようになります。
・文章全体の信頼度で判定する
→しきい値70の場合 … 全体スコア78がしきい値を超えているため、出力結果「1234」
→しきい値80の場合 … 全体スコア78がしきい値を超えていないため、出力結果なし
・単語単位の信頼度で判定する
→しきい値70の場合 … 発話の内「2(スコア50)」のみしきい値を超えていないため、出力結果「134」
しきい値の設け方によって、一部曖昧な発話をした時に全てを発話し直すか、一部を手などで直すか、どちらのスタイルが良いかは運用によります。
※本設定はエンジンモード毎に保存されます。
※本設定は音声認識に関わる専門的な設定であり、0や100など極端な値を取ると音声認識精度に著しい影響を与える可能性があります。
変更する場合は10ずつなど細かく設定を変え、限界でも20-80程度の範囲で収まるような調整を推奨しています。
基本、デフォルトの設定値で問題ありません。
デフォルトの設定値でも認識できないことが多い場合は下記の方法でご調整ください。
・長い発話をする場合は、「大きい声で認識」側にカーソルを持っていく。
・短い発話をする場合は「小さい声で認識」側にカーソルを持っていく。
別のユーザーで作ったキーリストも別のユーザーで利用することができます。
ただし、別の端末で作成したキーリストを別の端末にインストールされたAmiVoiceKeyboardで利用したい場合はインポート・エクスポート機能を利用する必要があります。この場合はQ16をご参照ください。
可能ですが、以下のような手順を踏む必要があります。
①共有したいキーリストを作成
②共有したいキーリストをエクスポート
AmiVoiceKeyboardでは、キーリストの情報をファイルに出力することができます。キーリスト編集画面にて共有したいキーリストを選択した状態でタブの「ファイル」から「エクスポート」を選択して下さい。キーリストの情報は、以下のような形のファイルにエクスポート
されます。
・(キーリスト名).txt … キーの登録内容が記載されたファイルです。
・(キーリスト名).rpp … 桁読みなど、キーリストにおけるキー以外の設定が記載されたファイルです。
③エクスポートしたファイルを利用したい端末に共有
USBメモリやBluetooth送信等で利用したい端末にエクスポートしたファイルを送信して下さい。
④利用したい端末でファイルをインポート
利用したい端末でAmiVoiceKeyboardを起動し、キーリスト編集画面にてタブの「ファイル」から「インポート」を選択して下さい。
2つあるファイルの内「.txt」の方のファイルを選択すると同名の「.rpp」のファイルも読み込まれ、キーリストがインポートされます。
また、キーリストのインポート・エクスポートは設定画面からも行うことができます。詳しくはヘルプページ[2.インターフェースの紹介:メニュー画面]の設定ファイル管理の項目をご参照ください。
できません。原則として、音声認識の開始・停止はメイン画面のアプリアイコンをクリックする必要があります。