ポカヨケ※対策・作業時間削減のために音声入力を導入
トーカドエナジー株式会社は、1972年に創業した日本最大の二次電池パックメーカーです。マザー工場である白石工場では、業務改善やDXへの取り組みを積極的に行っています。
大型・小ロットモデルの生産を行っている少人数ラインでは、点検項目のチェック及び記録を紙で行っており、作業効率とポカヨケ対策が課題でした。これらの課題を少人数制のままコストをかけずに解決すべく、AmiVoice Keyboardを導入しました。
※工場などの製造ラインに設置される作業ミス(ヒューマンエラー)を防止する仕組み・装置のこと。
ポカヨケ対策で品質向上、生産性20%以上アップ
作業工程の指示を音声で聞くことによって作業漏れを防止。品質向上はもちろん、感電防止手袋着用など人命に関わる工程の漏れ防止にも繋がっています。
また、今まで必要だった用紙の準備と手書きでの記録が不要になり、作業時間は1台あたり12.5分の短縮。1日の生産台数は1人あたり5台から6台に増やすことができ、生産性が20%以上アップしました。
さらに、ペーパーレス化により、1台あたり1枚必要だった紙を削減でき、記録用紙を保管するスペースの問題も解決できました。
実際に活用いただいている様子
複数のモニターに手順書と点検シート(Excel)を映しながら作業を実施。
音声ガイダンスで次の工程を確認し、作業完了後に「OK」と発話すると次の作業内容がガイダンスで流れる仕組みになっている。
導入の決め手は、課題にマッチした機能とコスト面
当初の目的であったポカヨケ対策がAmiVoice Keyboardのガイダンス機能で可能であることと、コスト面もリーズナブルで費用対効果が期待できることが導入の決め手でした。
また、プログラム次第で柔軟に対応できるシステムであることも魅力的でした。
今後について
AmiVoice Keyboardの活用を他の生産ラインにも展開する予定です。
点検シートや作業手順書などの電子化を進め、トレーサビリティの向上を目指します。